『佛性寺 -Busshouji-』 webサイト

『佛性寺 -Busshouji-』 webサイト hero

プロジェクト概要

1. 案件内容

寺院の情報発信を目的としたWebサイトの制作をしました。
由緒・年間行事・アクセス情報などを整理し、一般参拝者や地域住民に向けて分かりやすく伝えることを目的としたサイトです。

本プロジェクトでは、「静的サイトによる安定運用」「寺院らしい落ち着いたデザイン」「できる限り安価で作成すること」を重視して設計・実装を行いました。

2. 目的

  • 長期的に低コスト・低運用負荷で維持できる構成にする
  • 寺院の基本情報(由緒・活動)を分かりやすく伝える
  • 年間行事やお知らせを整理して掲載する
  • 高齢者を含む幅広い層が閲覧しやすいUIを実現する

特に今回は、クライアントの「一定のクオリティを維持しつつ長期的に低コストで運用できるようにしたい」という強い要望があった為そのことを第一に技術選定し、料金と安定性からCloudflareとAstroを使い軽量な静的サイトで本サイトを設計することにしました。

基本情報

種別

個人開発(Webサイト)

担当範囲

要件定義 / 設計 / 実装 / インフラ構築 / 運用

公開URL (※掲載許可済み)

busshouji-website.pages.dev
https://busshouji-website.pages.dev/

制作時期

2026年2月 〜 2026年3月

技術詳細

1. スタック

  • フロントエンド: Astro / CSS (デザイン アニメーション)
  • バックエンド: なし(完全静的構成)
  • コンテンツ管理: Markdown(Astro Content Collections)
  • インフラ: Cloudflare Pages(ホスティング)
  • CI/CD: GitHub Actions(自動デプロイ)

2. 主な機能

  • MarkdownによるNEWS・年間行事の記事管理 → Astro Content Collectionsを使用しマークダウンによる柔軟な記事運用
  • 「お問い合わせ」を管理メールアドレスに送信する機能 → Formspree を使いシンプルなメール送信機能の実装

3. 構成図

- システム構成図

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工夫したポイント

- 静的サイトによる軽量・高性能な構成

本サイトはあえてバックエンドやデータベースを持たず、Astroによる静的サイト(SSG)として構築しました。 一般的なWebアプリでは、APIやデータベースを用いた動的構成が採用されることが多いですが、本サイトは以下の理由から静的構成を選択しています。

  • 表示速度の最大化(CDNからの直接配信)
  • セキュリティリスクの低減(サーバーサイド処理を排除)
  • インフラコストの削減

実際の配信はCloudflare Pages + CDNで行っており、リクエストはほぼエッジで完結します。
また、JavaScriptの使用も最小限に抑え、必要な箇所のみAstro Islandsで補完することで、「ほぼHTMLとして配信されるWebサイト」を実現しました。
この設計により、長期運用を前提とした「壊れにくく・軽量なサイト構成」を実現しています。

- Astro Content Collectionsによる記事管理(DBレス設計)

本サイトでは、お知らせ(news)や年間行事などの動的な領域はMarkdown形式で管理しています。
具体的にはAstroのContent Collectionsを利用し、以下のような構成としています。

  1. 各記事をMarkdownファイルとして管理
  2. frontmatterでメタ情報(title / date / imageなど)を定義
  3. ビルド時に静的ページとして生成

この構成により、「データベースの不要」「Gitによる履歴管理」「コンテンツ追加・修正のシンプルさ」といったメリットを得ています。
手動で記事を更新・デプロイする手間はあるものの、記事の更新頻度が高くないサイトとしては十分に合理的な構成だと考えています。

- 最低限に絞ったSEO対策

本Webアプリは情報発信という目的もあるため、基本的な最低限のSEO対策も実装しています。
主に以下の点に注目して細セクしました。

  • title / meta description の適切な設定
  • 見出し構造(h1〜h3)の整理
  • OGP / Twitter Card の設定
  • セマンティックなHTML構造の採用
  • 表示速度 (静的サイトの導入)

課題と今後

本サイトは、静的サイトとして軽量性・保守性・低コストを重視して設計しており、現時点でも要件に対して十分に機能する構成となっています。
その一方で、今後の運用状況や更新体制の変化に応じて、改善の余地がある部分もあります。
ただ、これらの改善は制作者側の判断だけで進めるのではなく、利用者と運用者にとって無理のない形で機能する目的からあくまでクライアントの要望や実際の運用状況を尊重しながら検討していきます。

その前提のうえで、現時点で考えている改善案は以下の通りです。

  • Cloudflare Workers + KV / R2 を使った簡易CMSへのアップグレード → 記事の更新頻度が高くなった場合、簡易CMSの導入の検討

  • 画像配信の最適化
    → 今後使用する画像が増えた場合R2やキャッシュなどを考えた画像配信の最適化

本サイトでは、単純に軽くコスト削減することだけではなく、寺院らしい空気感を損なわずに届けることも重要であるため、見た目と速度のバランスを意識しクライアントとコンタクトをとりながら保守・改善していく方針です。

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